哀しみの涙が
街を覆う
嘆きの声や
ため息が溢れ

煌いた滴の
輝きなど
すぐに失ってしまうのに

それでも人は
何かを探して生きているのでしょう?

静かな雨音
遠ざかって
見せかけの澄んだ
世界が見える

汚れた世の中に
美しいものなんて
一つもありはしないのに

それなのに人は
綺麗事を信じ衰えてゆくもの

それはそれは
雨のよう
何処からか降り注ぎ
人を変えてしまう

煌いた生命いのち
輝きなど
すぐに消え去ってしまうのに

それでも人が
生きてゆけるのは何故?