無音空間


静かな言葉が
静寂を切り裂いた
その言葉は
僕の心を見透かすかのよう
それが嬉しくて
それが悲しくてついたウソ
二度目の静寂が訪れる

鐘が鳴ると
君は行く
何も無かったかのように
紡がれる言葉
こんなものなくなってしまえばいい

痛みと悲しみの無音空間
僕に涙の時間を与えておくれ