右手に希望を左手には刃を


幼き少女の言の葉に
揺らぎ惑うこの心
崩れゆくを繋ぐのは
この小さく淡い希望だけ

ただ一人しかと握り締めても
その腕伝うは紅の滴
朽ちて痛みを癒すほど
傷はさらに深き奥底へと

月の光に照らされて
共に見上げる澄みし虚無そら
君が明日を憂うなら
右手に希望を
左手には刃を