そっと風に、のせました

もうこの世界にはいないあなたへの、

最初で最後の手紙です



私はもう、ひとりですね

あなたはここにいないのだから

けれど、あなたはひとりではないでしょう

たとえ違う世界へ旅立って行ったとしても



何度呟いても、この胸の痛みは消えることはありません

ずっと、ここに眠り続けるのでしょう

だから、せめて願います

この言葉があなたへと伝わることを



たった一度だけ、あなたの目の前で言いたかった


ありがとう