キミノエガオ
それは、儚く消えて
キミノヌクモリ
それは、もう跡形もなく

風の中の花びらが一枚
ただ君の存在を思い出させる
薄桃色の世界は、僕を包むだけ
あの暖かさを思い出させはしない

何故 もう欠片さえも残っていないのに
すべて消えてしまったのに

その花はまるで君のようで


二人のための場所は
今は入ることを許されない
すぐ近くにあるのに
もう見ることはない
君の姿も あの場所も

想いを届ける白い鳥さえ 今はどこへ行ってしまったのだろう


笑顔
ぬくもり

我侭
愛しさ

それら、すべてもう戻らないもの