あの頃の私は不器用で
何よりも恐がりで
答えを出すことを怖れていた
もう それは見つかっていたのに

結論を出すことで壊れるのが嫌で
自分を支えてくれる人がいなくなるのが嫌で

もうわかっていたのに
同じ日々は二度と来ないって
同じ形の幸せはもう味わえないって

私がもう少し強かったら
あなたにこんな思いをさせることもなかったでしょう


本当はもう気付いていたんです
あなたが私から離れていこうとした時に
私はあなたに求めてもらえないなら
求めることは出来ないから
もう離れてもよかったんです
それがあなたの為でもあったから

けれど私は離れられなくて
どこかで夢を見ていた
あなたがもう一度振り返ってくれることを望んで



今ならば本当の答えを言うことができます
私の心が出した結論を受け入れることができます


もう 好きな場所へ行ってください
そして幸せを掴んでください