水 の 流 れ
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川辺で透明な水を一すくい
掴みきれない水が数滴、手のひらから零れていった

映し出された自分の姿はゆらゆら揺れて不安な顔

この水はまるですくいようのない私の未来と夢のカケラみたい
流されてばかりでどこへ行くかわからない、気まぐれで他人任せ
汚れもするけど光を浴びればキラキラ光ることができるの


時に激しく、時に優しいその流れ
時々溺れそうになる、濁った水で前が見えない
流れに乗ることが出来ず一人沈んでのみこまれてゆく

必死に苦しみもがく

やがて川の分かれ道が来た、どちらへ行こう?
その先に海はあるのだろうか、行けなかったらどうしよう

道を選ぶことに躊躇う私 このまま流れに任せておくのもいいかもしれない
今まではそれでやってこれたのだから

だけど今度分かれ道が来たならちゃんと自分で選んでみよう
自分で選んだ道はまた何か違うかもしれない
間違ったと思ったなら、その時は頑張って流れに逆らってみればいい
遠回りもたまにはいい、正解ばかりなんてありえないのだから

晴れの日は穏やかに揺れながら、
雨の日は激しくなりながら、
どんなときも私は止まることなく流れ続ける


ずいぶん遠くまで流れてきた、ここはどこだろう
なんだかいろんなことがあって色々思い出せない
元いた場所に帰りたいなんてたまに思ってみたりする
けど進もう、海へ行こう、私の限りない未来のある場所へ

水は形がないけど、どんな風にでもなれる
すくえることはないけど確かにそこにある
たくさんのものを映して、たくさんのことを知って

流れ着く先にあるものを私は知らないけれど、それでも流れ続ける
きっとそこに海があると信じているから


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コメント:我ながら小学生とか中学生の詩みたい、他にも一杯あるけど;
      イメージはまんまで川の流れのように〜(笑)


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