虹 色 の 輝 き
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この世界は平等だなんて全くの嘘だわ

私たちはそれぞれ違った色を与えられて
個性という名の別々の色の光を放つ

それは平等だといえるのかしら?
望みもしない、発揮できるかも分からないものを持たされ
最後には勝利者と敗北者に分けられる

誰よりも努力していても成功しない人間はいる
何の努力もしなくてもその与えられた才能で成功する人間もいる

それが平等だと言い張るの?
それは単なる勝者の言い訳と弱者の慰めではないの?

真に平等なものは時間だと誰かが言ったわ
流れる時間は同じでも、生まれ落ちてすぐ死ぬ人もいる
与えられた時間は同じではないでしょう?

結局、私たちってなんなのかしら?

長く生きたって生きる意味を見つけられないままの人もいる
たとえ短い人生でも生きる意味を見つけることの出来た人もいる

分かれ道を定めるのは運命?それとも自らの意思?

人は誰にでも輝く権利がある
でもみんなが同じ条件じゃない

ねぇ 神様と呼ばれる存在、そうなのでしょう?
そうやって遠くからいろんな人間の人生を見て楽しんでるのでしょう?

本当に神様とは偉大過ぎる生物で、恐れ入ってしまうわね

・・・けどね、今に見ていなさい

私は絶対あなたなどには負けないわ
一色なんかでは終わらせない
あなたが泣いて悔しがるような七色の人生を送ってあげる


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コメント:最初は男性の語り文だったんだけど、字体が熱血過ぎてやめました;


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