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無 慈 悲 な 世 界
--------------------------------------------------------------幸せを知らぬ私の初めての幸せ 初めての我侭を知った、初めての望み 「ずっと一緒にいたい」 流れ星にそう祈った それだけが私の願いだった ただあの人の側にいることだけ、それだけなのに なのに世界はどこまで私に意地悪するの? たった一つだけの私の小さな願い事も世界は無視した あの人は想いを馳せ輝く星となり空に堕ちた 神様なんて信じていない 何も信じられないこの世界で 唯一信じられる人を世界は奪った 帰ってこなかったの 彼だけ・・・彼だけ どうしてあなただけ?あなただけいないの? どうして私の願い事はただの一度も叶わないの?何も届かないの? 返して 返してよ お願いだから それしか望まないから 叫びは無慈悲な世界にかき消されるだけ 嘆きは誰にも知られず世界の哀しみに打ち消されるだけ 波紋のひとつも起こることなく、のまれていった・・・ 小さく息を飲み込んだ 「・・・さよなら、最低な世界。」 --------------------------------------------------------------
コメント:元のお話は種関係だと言っておきます。結末は違いますが。 「カナシイウソ」とは別の話ですがちょっとだけ関係しています。 ▽前頁に戻る Copyright(c)emiemi 2002-2006 All rights reserved.
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