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道 端 の 小 さ な 花 と 太 陽
--------------------------------------------------------------花はいつでも美しく花開く いつか枯れて終わるのを知っていながら いつか美しさを忘れられるのを知りながら・・・ ある日道端に咲いてる小さな花に出逢った 誰にも気付かれないのに日陰にひっそり咲いてる その小さな命を儚く思うのと同時に羨ましく感じた ちゃんと君は地面に強く根付いているから 一度も折れることもなくずっと太陽を見ていた その姿が眩しくて、綺麗で、羨ましかった 突然硝子が割れたように綺麗なまま幼く散っていく命 何も世界の醜さも知らないまま消える灯火 遠くの世界を知ることもなく消え去った 切ない種を残して ・・・そして目指していた太陽になった 今まで見向きもしなかった人が、皆、君の事を可哀相な花と言った でも違う、ちゃんと誰かに愛されていた君は幸せだったよね? それに私はちゃんとその生きる姿を見ていたよ、いつでもずっと きっと忘れない、きっと忘れないよ、片時も その美しさを、強さを、暖かな時間を 私の記憶の中で確かに君は生きていた 生きた証を残したんだよ たとえ君がいた時間が世界の一瞬でも私には永遠の記憶だった 私にとっての君はお日様だった 君はこれからも私の側にいて 心の中で今もなおずっと生きて輝きながら 道を照らしてくれるのだ、ずっと一緒に 誰にも知られずとも私の中でひっそりと咲いている そう、これは終わりではなく始まり --------------------------------------------------------------
コメント:障害を持っていて亡くなってしまった妹のことを書いた詩です ▽前頁に戻る Copyright(c)emiemi 2002-2005 All rights reserved.
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