小さな夏の終わり
頬に一つ滴が落ちた
薄明るい
陽光
(
ひかり
)
の中
暖かい夏の雨
私に打ち付ける雨は嫌い
冷たくて
泣いても良いと言われているみたいだから
だれかがそう言っていた
今 その冷たいものたちが
私を包み込んでいく
見えない物を求めて
知らない
感情
(
きもち
)
にあこがれて
暖かい夏の雨
それにさえ手を伸ばす
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