春風が吹き抜く駅のホーム
ふわふわ迷い込んだ小さく白い綿毛
アスファルトの上に落ちたけれど
そこでは根をはれるの?
突然綿毛はふわり
ダンデライオンのように 時の風に乗って
いつかどこかで花咲かせ
桜にも負けないよな花畑になって
あなたらしさを忘れずに 旅立つ人
あの頃は思い通りじゃないと
私に泣きついてた 涙のしみができた
けれど今眺めるその背中は
ずっと大きくなって
私の役目は終わり
ダンデライオンのように強いあなたでいて
繋いでた手を解いてく
アスファルトの上だって諦めないでいて
泣きたいときは助けてって叫べばいい
電車のアナウンスが
別れを近づけてく
いつでも帰っておいで
ダンデライオンのように小さなあなたでも
集めたならば花束に
いつか大きなあなたにもう一度逢うとき
そんなあなたが贈り物
ダンデライオンのように 時の風に乗って
いつかどこかで花咲かせ
桜にも負けないよな花畑になって
あなたらしさを忘れずに 旅立つ人